時間を見つけて毎日運動をする
7割の女性が特に運動をしていないというアンケート結果があります。でも、運動も美容と健康の3本柱のひとつ。中からきれいになるためには、欠かせないものなのです。
現代人、特にパソコンを使った仕事に従事している人はかなり運動不足ぎみです。
運動は代謝アップ、血行促進などさまざまな効果があり、ダイエットだけでなく肌にとっても不可欠なものです。「忙しくてできない」と逃げてばかりいないで、わずかな時間を見つけて始めてみましょう。
美肌のための運動ポイント1
週1~2回ウォーキングをする
運動すると肌代謝がアップする
運動すると成長ホルモン分泌が高まって肌代謝が上がり、また脂肪が燃焼しやすくなります。運動はさらにセロトニン分泌も高め、精神が安定してイライラや不眠が解消されます。また血行促進作用から、クスミやくまが改善されます。「仕事で疲れて運動できない」という人もいますが、適度に運動したほうが疲労感も払拭されることがわかっています。
運動というと、スポーツジムに通うことを考えて尻込みしてしまう人が多いですが、少しウォーキングをしてみるだけでも、肌や体の調子はぐんと変わってきます。
5~10分のウォーキング、しかも週に1~2度くらいなら誰にでもできるはずです。大きな筋肉を動かすウォーキングは短時間でも効果抜群です。
ただし、革靴で歩いてもあまり運動にはなりません。ヒールのある靴などで歩くと、逆に膝や腰を傷めることもあります。また、買い物ついでに歩くなどのゆっくりした歩行も、運動にはなりません。スニーカーを履いて、荷物をもたず、少し早足で歩くことが基本です。もちろん、1時間くらいウォーキングができればそれに越したことはないですが、わずかでも、するとしないでは大違いです。ゼロとlの差は大きいからです。
20代以降は成長ホルモンの分泌が減るため、筋肉がつきにくくなります。そのため、知らないうちに体の筋肉量が減り、基礎代謝が下がります。つまり、太りやすくなります。同じように食べて生活していても年齢とともに太り始め、中年太りになるのはこのためです。
美肌のための運動ポイント2
通勤時間などを利用して運動しょう
日常の生活の中でできることから始めてみましょう。ここでは、すぐに取り入れられる、何かをしながら、または何かの合間にできる運動をいくつかご紹介します。少しの運動でも、何もしないのとは大違いいです。
血行を高め、代謝を上げるために運動は必須です。ただし、膝や腰などに痛みがある人は無理をしないでください。
電車に乗りながら冷え予防運動
室電車では極力立ちましょう。立っているだけで腹筋や背筋を使うことになりますし、電車が適度に揺れれば全身の運動にもなります。そして、立っているときにできるのが、足の指先運動です。足の血行が促され、冷えを予防するのに役立ちます。
1、つり革か手すりにつかまったまま、姿勢を正します。
2、息を吐きながら体重を前にかけ、足指に力を入れます。このとき、腰が反らないように注意しましょう。5秒数えます。
3、姿勢を戻します。これを20回、繰り返します。
デスクワークをしながら太腿シェイプ運動
毎日デスクワークをしている人は、とくに脚の筋肉が落ちやすくなります。そこで、デスクワークをしながら、椅子に座ったままできる運動を取り入れましょう。太腿を強くして、弱った膝を強化します。
1、座ったまま背筋を伸ばして、姿勢を正します。
2、息を吐きながら、お腹に力を入れつつ、片脚ずつ上げ下げします。これをそれぞれ10回繰り返します。
プリントアウトを待ちながら首&肩こり解消運動
とくにパソコンを長時間使う人は、首や肩がコリやすくなります。たとえばパソコンのプリントアウトやコピーなどを待つ聞に、コリ予防の運動をしましょう。肩甲骨を動かすことで、肩や首の血行が改善されます。
1、壁の、自分の肩よりも上の場所に手をっき、姿勢を正します。
2、息を吐きながら、腕を曲げて、顔を壁に近づけます。このとき、肩甲骨を背中の中央に寄せるようにするのがコツ。お尻をうしろに下げたり、お腹を前へ出さないように注意を。
3、上体をもとに戻します。これを10回繰り返します。
4、最後に、大胸筋を手のひらでっかんで、軽くもみほくします。
料理をしながらむくみ解消運動
第2の心臓といわれるふくらはぎを鍛えて血行を改善し、むくみを解消しましょう。キッチンで、電子レンジの調理やお湯が沸くのを待つ聞などにできる運動です。脚を引き締める効果が期待できます。
1、机に手を置き、息を吐きながら、つま先で地面を押して、上体を上げます。このとき、腰が反らないように注意を。地面を押したまま5秒数えます。
2、もとに戻ります。これを10回繰り返します。
3、つぎに、壁に手をついて、片足のアキレス腿を伸ばします。このとき、お腹が前に出たり、膝を曲げたりしないこと。5秒数えたら、もう片方の脚のアキレス腿を5秒間伸ばします。
テレビを見ながらぼっこりお腹すっきり運動
気になる下腹部のふくらみは、骨盤が開くことでより目立つようになります。そこで、骨盤を閉める運動を取り入れましょう。テレビを見ているときや寝る前の時間を使うのもよいでしょう。ぼっこりお腹をすっきりさせ、便秘の解消にも役立ちます。
1、仰向けに寝て脚を少し聞き、息を吐きながら肛門を閉めるようにしてお尻を上げます。自然に下腹部に力が入ればOK。太腿とお腹のラインが揃うところまで上げます。
2、お尻を下げます。このお尻の上げ下げを10回繰り返します。